海外に行って、欧米の人たちを見ていると、あまりメイクアップしないのにどうしてあんなにキレイなんだろう?、と不思議に思います。それはもちろん表情やバランス等もありますが、顔の彫が深いのであまり色を使はなくてもそれだけで顔がキレイに見えるというのが大きな要因ではないかと思います。
でも最近、雑誌などを見ていると、東洋のモデルさん達も彫りの深い人が増えていると思いませんか。モデルの顔立ちもありますが、少し手を加えるだけで顔に立体感を出すことができるのです。今回はそんなテクニックを紹介します。
前回のベースづくりで肌の色が均一に整っていると思いますので、そこに少しプロっぽさをプラスしていきます。
肌に立体感を出すというと、すごく難しいことのように思われるかも知れませんが、高いところはより高く、窪んでいるところはより窪ませる、自然な陰影を目立つように作っていくということなのです。
絵を描く時と同じように光りと影を利用するのです。明るく広く見せるハイライト効果と狭く奥行きを与えて見せるシャドウ効果を使います。ハイライトは額・鼻筋・目の上下、眉山の下・頬骨などの高くなっている部分に、シャドウは顔の輪郭・頬骨の下・鼻の側面などに施していきます。ハイライトにはモレスカラーの701番のパールホワイトやパウダーファンデーションの明るめ100番などを使い、シャドウにはモレスカラー202番やパウダーファンデーションの400番を使います。
広い部分には大き目のブラシを使って、軽くチークを入れる時のような感じで入れていきます。鼻筋や眉山の下など、細かい部分は指を使って入れていきます。
どちらも入れ終わったら、しっかり指でぽかしこみます。これをすることによって顔の彫りを際立たせることになり、色をたくさん使わなくても平面的にならず、立体感のあるメイクに仕上げることができるのです。
派手すぎるメイクではなく、なんとなくキレイだけど、どうしてだろう?、と思わせるメイクを試してみませんか。
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