今年の2月から3月にかけて行われた2000〜01年秋冬パリコレクションでは、クラシックなイメージを強調したものが多く発表されました。中でもシャネルは、ツイードや千鳥格子などの素材を用いたトラディッショナルなスタイルが多く、ココ・シャネル時代をうまく現代風にアレンジしているように感じました。他のデザイナーも素材は英国調のものが多く、タータンチェックやアーガイルが使われていました。その他にも、レザーやファーが多く使われ、コートやブルゾンにはもちろん、ストールや襟、バッグ、マフラー、帽子などに、ワンポイント的に使われていました。
気になるアイテムとしては、コートやワンピースの上からアクセサリーとして、ベルトやリボンを巻き付けるというものでした。一度試してみてはいかがですか。
全体的に上品で、シックなコレクションが多く、カラーは黒、茶、ベージュがよく使われていました。
ヘアーメイクは、ジョン・ガリアーノやテユエリー・ミユグレー等のデザイナーはいつものようにお面をつけたり、キャットメイクをしたりと面白いものでしたが、トレンドが英国調ということもあり、パンクメイクっぽいものもみられました。全体的にロングヘアーを少しアレンジして下ろしたものや、帽子やターバンを使ってアレンジしたものが見られました。
メイクは、目もとにワイン系やゴールド系で少しアイシャドウを入れ、アイラインで目もとを引き締め、リップにピンクや赤、少し紫っぽい赤など、濃いめの色昧を使っているデザイナーが目立ちました。
そこで、今回提案する秋のメイクは、クラシックなゴールド&カーキーメイクです。アイシャドウはこの秋に限定発売される「ティラ」3色セットのAセットを使います。
まず、イラストのように目の際、目尻、アイホールのラインに31番を入れ、目頭側から81番を入れて、目頭の際に71番を足します。チークはアプリコットを頬全体にふわっとやわらかい感じで入れます。そして、リップはプチラ22号とラモ24号をプラスして、ナチュラルなリップラインを描き、ティッシュオフして全体にラインを少しぼかします。
さあ、貴女もクラッシックな装いと、ゴールド&カーキメイクをして、秋の街にでかけてみませんか。
2000年9月
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