今回は、次回と2回に分けて、アイシャドウについて書かせていただきます。まず、アイシャドウをのせる前にする大切なことがあります。
それは目もとに明るめのスポッツペイル10号か、もしくはホワイトのアイシャドウをのせて、目の上下の「くすみ」をとることです。これをすることによって、アイシャドウの発色や色持ちが良くなります。
そして、アイシャドウは、ただ単に色をのせていくと、べた塗りになってしまうので、骨格を利用してのせていきます。
メイクアップアーティストの第一人者として有名なケビン・オークインは「人が見るのは、あなたのメイクではなく、あなたの目なのです」と言っていました。ということは、人はメイクそのものを見るのではなく、メイクをした顔に視線が集まるのです。ですから、必ず骨格を利用することを忘れないでください。そこで、今回は一番基本的で簡単な“骨格を利用したアイシャドウの入れ方”をお教えします。
まず、目の際に少し濃いめの色をチップもしくはブラシでのせていきます。そして、薄めの色を少しずつ足しながら、上へ上へとアイホール全体にぽかしていきます。後はハイライトをアイホールのくぽみより上の、眉までの間(特に眉山の下)に入れます。(イラスト参照)次はアイラインですが、まつ毛とまつ毛の間を埋めるように少しずつ引いていきます。ポイントとしては、アイラインとまつ毛の間に隙間をあけないことと、アイラインを引いた複には必ず綿棒、もしくはブラシでぼかしこむことです。
そして、最後に必ず使っていただきたいのがマスカラです。マスカラを一本使うだけで、目もとがとても印象的になります。
マスカラは、ぬる前にブラシについた余分な液をボトルの口かティッシュで拭き取ります。それから、下から上に少し持ち上げるような感じでつけていきます。下まつげはブラシを縦にして先だけでつけていき、マスカラが乾く前になにもついていないスクリューブラシ、またはコームブラシでとかし、ダマをとります。これで、目もとがバッチリきれいに見えます。さて、次回は、いろんなパターンのアイシャドウの入れ方をお教えします。
2000年10月
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