300 年も前の江戸時代にすでにメイクアップやお手入れのことを書いた「容顔美艶考（ようがんびえんこう）」「化粧眉作口伝（けしょうまゆつくりでん）」「女鏡秘伝書（おんなかがみひでんしょ）」などが、今で言うベストセラーだったのです。
時代が変わり、科学技術が飛躍的に発達した現代でも、メイクアップの悩みはなくなりません。いくら化粧小物の性能がアップしても、メイクアップは純粋な「手づくり」だからです。
驚いたことに、生まれて最初に覚えたメイクアップを 50 になった今でも続けていると言う人もいらっしゃるそうです。
メイクの悩み その 1
眉が左右対象に描けない
眉の左右の高さが違う場合、下がっている方の眉には色を上の部分に足していき、上がっている方の眉の下の部分に色を足していくようにします。 そうすることで、多少の高さの違いはカバーすることができます。
眉全体のバランスを取るには、眉頭・眉山・眉尻の位置を左右合わせることも大切です。
《 A 》まず、眉頭は目頭を上に伸ばした位置あたりから始まるのがバランス的にキレイだと言われています。
《 B 》眉山の位置の決め方は、黒目の外側のラインを上に伸ばした位置あたりにすると良いでしょう。
《 C 》眉尻は、口角から目尻を結んだ延長線上で終えるとバランスも良く、顔も引き締まって見えます。
《 D 》眉尻は眉頭よりも少し上がり気味にするとバランス良くなります。
眉の描き方の基本をマスターして、テクニックを身につければ、眉メイクは簡単です。
メイクの悩み その 2
顔を小さく見せたい！
今回はファンデーションとスポッツベイルを使って、立体感をつくりながら、小顔効果のあるベースづくりをしてみました。
まず、オーラ（ 2 ウェイタイプ）（肌の色より暗めの 21 号（オークル系））を顔全体に伸ばします。 そして、明るめのスポッツベイル （ 10 号（ピンク系））を T ゾーンや、眉山の下から頬骨にかけての C ゾーンにのせていき、境目をなじませてから、フェイスパウダー をのせます。
その後、オーラ（肌より暗めの 21 号・ 22 号）を大きめのフェイスブラシで頬骨下やフェイスライン部分にのせていきます。そうすることによって、より立体感がでて、顔が引き締まって見え、小顔効果が期待できます。
もっと小顔効果を出したい場合は、オーラの代わりに、チークのアプリコット（オレンジ色）とティラ 204 番（ブラウン系）を混ぜて使うと良いでしょう。
顔を小さく見せるコツ
顔を小さく見せるにはフェイスラインを肌の色よりワントーン暗めの色を使い、 T ゾーンや C ゾーンは明るめの色を使うと、立体感がでて、顔全体が引き締まって見えます。
ファンデーション オーラ 、もしくは ハーパル リクイッドファンデーション UV 21号（オークル系）、スポッツベイル 10 号（ピンク系） フェイスパウダー
アイシャドウ まぶた全体にティラ701番（パール < ホワイト系 > ）、目尻側に 204 番＜ブラウン系＞）、目頭側に 302 番＜グリーン系＞）
ブラッシュチーク ブラッシュチーク2番ピーチ （ピンク色）
マスカラ マスカラブラック
